平均律クラヴィーア曲集 | Glenn Gould
古典
from
2018/09
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『平均律クラヴィーア曲集』の第1巻と第2巻。バッハが、「平均律」という、僕らが今使っている音階。1オクターブを12分割にしたものがまだなかった時代に、それを想定して作った曲集です。現在の「調性音楽」つまり、無調のノイズ音楽や、様々なサンプルネタをレイヤーしていくヒップホップとは違って、ちゃんとキーのある音楽の 「あけぼの」なんです。
https://moc.style/world/music-critic-kikuchinaruyoshi-03/
これは音楽によらず映画でも書物でも何でも、とにかく古典にあたった方がいいと思います。ヒップホップでは、名盤が出ると、「クラシックス」というけど、そっちじゃなくて、一般的な意味での「古典」。例えば
シェイクスピア
を読むとか、映画なら
チャップリン
を見直す、音楽なら
バッハ
をちゃんと聴くとか。若い頃は出来ないと思うんですよ、新作を追っかけるのに忙しくて。今はデジタルアーカイブとコンテンツの時代だから、気軽にそれらの作品にアクセスできる。
https://moc.style/heart/music-critic-kikuchinaruyoshi-02/